相模原市の特殊清掃|費用相場・業者の選び方・住宅事情による注意点を解説
相模原市で孤独死や事故などが発生し、室内に体液や腐敗臭、害虫が残っている場合は、通常の清掃だけでは十分に対応できないことがあります。
相模原市には約71万人、約35万世帯が暮らしています。市では空き家対策を進めており、管理不全空家等や特定空家等への対応に加え、空き家の管理、売却、解体、相続、家財整理などを相談できる窓口も案内しています。特殊清掃が必要になった住宅をその後も空き家として保有する場合や、売却・解体へ進む場合は、室内の汚染除去と建物そのものの管理・修繕を分けて考えることが重要です。
また、相模原市では、遺品整理や引っ越しなどによって一時的かつ多量に発生する家庭ごみを「家庭系臨時ごみ」として、市の許可業者へ収集・運搬を依頼できる制度があります。特殊清掃と遺品整理を同時に行う場合は、清掃を行う業者だけでなく、残置物を誰が収集・運搬するのかまで確認し、市のルールに沿って処理する必要があります。
この記事では、相模原市で依頼できる特殊清掃の作業内容や費用相場、業者の選び方、空き家で特殊清掃後に家財整理・売却・解体へ進む場合の確認点、家庭系臨時ごみの処理方法、依頼の流れについて解説します。
参照:相模原市「人口と世帯数」
参照:相模原市「空き家の適切な管理・相談窓口について」
参照:相模原市「家庭系臨時ごみを許可業者に依頼する」
Contentsこの記事でわかること
- 🧹相模原市で依頼できる特殊清掃の主な作業
- 💰 特殊清掃の費用相場と追加料金の見方
- 🔍 特殊清掃業者を選ぶときの確認ポイント
- 🏠 空き家で特殊清掃後に確認したい管理・家財整理
- 📋 問い合わせから作業完了までの流れ
- ⚠️ 依頼前に知っておきたい注意点
相模原市で依頼できる特殊清掃の主な作業

特殊清掃では、孤独死や事故などが発生した室内に残る体液や血液、腐敗臭、害虫などを取り除き、衛生的な状態へ戻すための作業を行います。必要な作業は現場の汚染範囲や発見までの期間によって異なり、状況によっては床や壁の撤去、遺品整理まで必要になることがあります。
主な作業は以下のとおりです。
| 作業内容 | 主な対応 |
|---|---|
| 汚染物の除去 | 体液・血液・腐敗物などを除去 |
| 消毒・除菌 | 汚染箇所や周辺を薬剤で処理 |
| 消臭・脱臭 | 死臭・腐敗臭の原因を除去 |
| 害虫駆除 | ウジ・ハエなどを駆除 |
| 建材の撤去 | 汚染された床・壁などを撤去 |
| 遺品整理 | 家具・家電・生活用品などを整理 |
体液・血液などの汚染物を除去する
孤独死や事故の現場では、床や寝具、家具などに体液や血液が付着している場合があります。特殊清掃では、周囲へ汚染を広げないよう適切に処理しながら、汚染箇所の清掃を行います。
特に発見まで時間が経過している場合は、体液がフローリングの隙間や床下まで浸透していることもあります。表面清掃だけで取り除けない場合は、汚染された建材の撤去が必要です。
室内を消毒・除菌する
汚染物を除去した後は、現場の状態に応じて消毒・除菌を行います。見た目では汚れていない場所にも汚染が広がっている可能性があるため、清掃だけで作業を終わらせず、衛生面を考慮した処置を行うことが重要です。
死臭・腐敗臭を消臭・脱臭する
遺体の発見が遅れた現場では、強い死臭や腐敗臭が室内に残ることがあります。臭いが床や壁、家具などに染み込んでいる場合、換気や一般的な消臭剤だけでは十分に取り除けません。
特殊清掃では、臭いの原因となっている汚染物を除去したうえで、専用の薬剤や機材を使用して消臭・脱臭を行います。
ウジ・ハエなどの害虫を駆除する
遺体の発見まで時間が経過すると、ウジやハエなどの害虫が発生する場合があります。害虫は室内だけでなく周囲へ移動する可能性もあるため、汚染物の除去とあわせて駆除や発生源の処理を行います。
汚染された床や壁を撤去する
体液や腐敗臭が床材・壁材の内部まで浸透している場合は、清掃や消臭だけでは改善できないことがあります。その場合は、汚染されたフローリングやクロス、下地材などを撤去します。
汚染の範囲によっては、特殊清掃後に床や壁を復旧する原状回復工事まで必要になるケースもあります。
遺品整理・残置物撤去を行う
特殊清掃業者によっては、室内に残された家具・家電・生活用品などの整理や撤去にも対応しています。
特殊清掃と遺品整理を別々の業者へ依頼すると、現場確認や日程調整を複数回行う必要があります。そのため、遺品整理や残置物撤去まで対応できる業者を選ぶと、作業をまとめて進めやすくなります。
相模原市の特殊清掃にかかる費用相場

特殊清掃の費用は、部屋の広さだけでなく、汚染の範囲や遺体の発見までの日数、必要な作業内容によって大きく変わります。軽度の清掃で済む現場と、床下まで体液が浸透している現場では、必要な作業量や使用する薬剤・機材が異なるためです。
そのため、料金表だけで業者を決めず、現地調査を受けたうえで見積もりを比較することが重要です。
特殊清掃の基本的な費用目安
特殊清掃では、汚染物の除去や消毒、消臭、害虫駆除など、必要な作業ごとに料金が設定される場合があります。
| 作業内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 汚染物の除去 | 3万円〜 |
| 消毒・除菌 | 1万円〜 |
| 消臭・脱臭 | 3万円〜 |
| 害虫駆除 | 1万円〜 |
| 床・壁などの撤去 | 現場状況により変動 |
実際には複数の作業を組み合わせるケースが多いため、総額は現場ごとに異なります。遺品整理や残置物撤去、原状回復工事まで依頼する場合は、その費用も追加されます。
特殊清掃の費用が高くなる主な要因
費用を大きく左右するのは、汚染の深さと作業範囲です。
特に、遺体の発見まで時間がかかり、体液がフローリングの下や壁の下地まで浸透している場合は、表面清掃だけでは対応できません。床材の解体や下地処理などが必要になるため、費用も高くなります。
また、死臭が広範囲に付着している場合や、ウジ・ハエなどが大量に発生している場合、室内に家具や生活用品が多く残っている場合も作業量が増えます。
見積もりで確認しておきたい追加料金
特殊清掃を依頼するときは、見積書の総額だけでなく、どの作業まで料金に含まれているかを確認しましょう。
たとえば、消臭作業や害虫駆除、家具の搬出、廃棄物処理、床材の撤去などが別料金になっている場合があります。また、作業開始後に追加費用が発生する条件についても事前に確認しておくことが大切です。
複数の業者から見積もりを取り、料金だけでなく作業内容や追加料金の条件まで比較すると、依頼後のトラブルを防ぎやすくなります。
相模原市で特殊清掃業者を選ぶポイント

特殊清掃は、体液や腐敗臭、害虫など通常の清掃では対応しにくい問題を扱うため、業者によって作業品質に差が出やすい分野です。料金の安さだけで決めるのではなく、施工実績や対応できる作業範囲、見積もり内容などを確認して選ぶことが大切です。
特殊清掃の施工実績を確認する
孤独死や事故現場など、特殊清掃の施工実績がある業者を選びましょう。
公式サイトの施工事例を見ると、どの程度の汚染や臭いに対応してきたか判断しやすくなります。
見積もりの内訳が明確か確認する
「特殊清掃一式」だけではなく、
- 汚染除去
- 消毒
- 消臭
- 害虫駆除
- 撤去作業
など、何にいくらかかるか分かる見積もりが理想です。
消臭・害虫駆除まで対応できるか確認する
孤独死現場では、清掃だけで終わらないケースもあります。
死臭や害虫までまとめて対応できる業者なら、別の専門業者を探す手間を減らせます。
遺品整理や原状回復にも対応できるか確認する
特殊清掃後に遺品整理や床・壁の修繕が必要になる場合があります。
一括対応できる業者なら、現地確認や日程調整を何度も行う必要がありません。
追加料金が発生する条件を確認する
契約前に、
「どのような場合に追加料金が発生するのか」
を確認しておきましょう。
作業開始後に汚染が広範囲まで及んでいると判明することもあるため、追加作業時の説明方法まで確認しておくと安心です。
相模原市で依頼できる特殊清掃業者を具体的に比較したい方は、以下の記事も参考にしてください。

相模原市の空き家で特殊清掃後に家財整理・売却・解体を進めるときの注意点

相模原市では空き家対策を進めており、適切に管理されていない空き家については、管理不全空家等や特定空家等として対応する仕組みを設けています。また、市が案内する相談窓口では、空き家の管理だけでなく、売却、解体、相続、家財整理などについて相談できます。
空き家で孤独死などが発生したからといって、建物全体の状態が特殊清掃によって悪化したとは限りません。室内の体液や腐敗液による汚染と、以前から進んでいた屋根・外壁・設備などの劣化は分けて確認し、その後の利用方針に合わせて作業範囲を決めることが大切です。
特殊清掃による汚染と建物の既存劣化を分ける
空き家で特殊清掃を行う場合は、まず何が特殊清掃の対象で、何が建物修繕の対象なのかを分けて確認しましょう。
特殊清掃に含まれる主な作業は、
体液・腐敗液の除去
消臭・除菌
害虫対策
汚染された床材や壁材の撤去
などです。
一方で、
屋根や外壁の劣化
基礎や外構の傷み
以前から故障していた設備
経年による内装の劣化
などは、特殊清掃とは別の修繕や解体の範囲になります。
相模原市も、空き家は定期的な修繕や換気、通水などを行わないと建物の傷みが進む可能性があると案内しています。孤独死などによる室内汚染と、空き家としての管理不足や経年劣化を一括りにせず、見積もりでも作業項目を分けてもらいましょう。
家財整理を特殊清掃と同時にどこまで進めるか決める
空き家に家具や生活用品が多く残っている場合でも、すべてを特殊清掃と同時に処分する必要があるとは限りません。
遺品の中には、
相続関係の書類
預金通帳や印鑑
不動産関係の書類
写真や思い出の品
売却できる家財
などが含まれている可能性があります。
まず特殊清掃が必要な汚染範囲を確認し、そのうえで「処分するもの」「残すもの」「相続人などが確認するもの」を分けると進めやすくなります。
相模原市が案内する空き家ワンストップ相談窓口では、空き家の管理・売却・解体・相続だけでなく、家財整理も相談対象となっています。特殊清掃後の家財整理や物件処分について判断に迷う場合は、こうした相談窓口を利用する方法もあります。
遺品整理で大量のごみが出る場合は家庭系臨時ごみを確認する
相模原市では、遺品整理などによって一時的かつ多量に発生する家庭ごみを「家庭系臨時ごみ」として扱っています。
市が案内している対象には、
遺品整理で多量のごみが出た場合
引っ越しや身辺整理で多量のごみが出た場合
解体前に家具などの残置物を排出する場合
などが含まれています。家庭系臨時ごみは、市が許可した収集運搬業者へ依頼できます。
特殊清掃と遺品整理をまとめて依頼するときは、
誰が家財を仕分けするのか
誰が家庭ごみを収集・運搬するのか
市の許可業者が担当するのか
搬出費と処分費がどう分かれているか
まで確認しておきましょう。
「残置物処分一式」とだけ書かれた見積もりでは、実際の処理ルートや料金の内訳が分かりにくいため注意が必要です。
特殊清掃業者とごみの収集運搬業者を分けて確認する
特殊清掃会社が室内の清掃や遺品の仕分けを行っていても、家庭ごみを自由に収集・運搬できるわけではありません。
相模原市の家庭系臨時ごみは、市の許可を受けた業者へ依頼する仕組みになっています。
そのため、
特殊清掃を行う業者
遺品・家財を仕分けする業者
家庭系臨時ごみを収集・運搬する許可業者
がそれぞれ誰なのか確認しておきましょう。
特殊清掃会社自身が収集運搬を担当しなくても、市の許可業者と適切に連携していれば対応できます。重要なのは、残置物がどの業者によって、どのようなルートで処理されるのかが明確になっていることです。
売却・解体を予定している場合は原状回復の範囲を決める
特殊清掃後に空き家をどうするかによって、必要な原状回復の範囲も変わります。
たとえば、今後も住宅として利用する場合は、汚染された床材を撤去したあとに内装を復旧する必要が生じることがあります。
一方で、建物を解体する予定が決まっている場合、特殊清掃による汚染除去や安全確保は必要でも、その後に高額な内装復旧を行う必要性は低くなる場合があります。
相模原市も、空き家の管理を続けることが難しい場合には、売却や解体を検討して専門業者や相談窓口へ相談するよう案内しています。
特殊清掃を依頼するときは、
今後も所有する
自分や家族が利用する
売却する
賃貸する
解体する
など、現時点で考えている方針を業者へ伝えておきましょう。
清掃・消臭・汚染建材撤去・原状回復・解体を一括りにせず、その後の利用目的に合わせて必要な工程を選ぶことで、不要な作業や費用の重複を避けやすくなります。
参照:相模原市「空き家の適切な管理・相談窓口について」
参照:相模原市「家庭系臨時ごみを許可業者に依頼する」
相模原市で特殊清掃を依頼する流れ

特殊清掃を依頼するときは、問い合わせ後すぐに作業へ進むのではなく、現地調査や見積もりを経て作業内容を確認するのが一般的です。現場によって汚染範囲や必要な処置が異なるため、料金だけでなく、どこまで対応してもらえるのかを確認しながら進めましょう。
STEP1 業者へ問い合わせる
↓
STEP2 現地調査を受ける
↓
STEP3 見積もり・作業内容を確認する
↓
STEP4 特殊清掃を実施する
↓
STEP5 作業後の状態を確認する
業者へ問い合わせる
住所や間取り、発見までのおおよその期間、臭いや害虫の有無などを伝えます。
分からない項目は無理に確認せず、把握している範囲で問題ありません。
現地調査と見積もりを受ける
業者が現場を確認し、汚染範囲や臭いの状態から必要な作業を判断します。
写真だけでは床下への浸透などを確認できないため、現地調査を受けるのが基本です。
作業内容と料金を確認する
契約前に、作業内容・料金・追加費用の条件を確認します。
特に消臭や害虫駆除、残置物撤去などが見積もりに含まれているか確認しましょう。
特殊清掃を実施する
汚染物の除去、消毒、害虫駆除、消臭などを現場の状態に合わせて行います。
床下まで汚染している場合は、建材を撤去することもあります。
作業完了後の状態を確認する
最後に、汚染箇所や臭いの状態を確認します。
必要に応じて、遺品整理や原状回復工事へ進みます。
相模原市で特殊清掃が必要になったときの注意点

特殊清掃が必要な現場では、見た目以上に汚染や臭いが広がっていることがあります。特に孤独死などで発見まで時間が経過している場合は、むやみに室内へ入ったり、家具や遺品を動かしたりすると、汚染を広げる原因になることがあります。安全面とその後の対応を考え、まずは現場の状況を確認してから行動することが大切です。
現場へ不用意に入らない
孤独死や事故が発生した室内では、体液や腐敗物、害虫などが残っている場合があります。
強い臭いがあるからといってすぐに窓を開けたり、素手で室内の物に触れたりすると、汚染物に接触する可能性があります。現場の状態が分からない場合は、必要以上に立ち入らず、特殊清掃業者へ相談しましょう。
遺品や家具を勝手に動かさない
室内に残っている家具や遺品には、体液や臭いが付着していることがあります。
汚染された物を別の部屋や建物の外へ移動すると、臭いや汚れを広げてしまう可能性があります。また、遺品のなかには相続に関係する書類や貴重品が含まれていることもあるため、処分する前に確認が必要です。
賃貸物件では管理会社や大家へ連絡する
賃貸住宅で特殊清掃が必要になった場合は、作業を始める前に管理会社や大家へ連絡しましょう。
床材や壁材の撤去、設備の交換などを勝手に進めると、原状回復の範囲や費用負担をめぐってトラブルになる可能性があります。特殊清掃や修繕の範囲について、事前に確認しておくことが大切です。
保険が利用できるか確認する
特殊清掃や原状回復の費用について、加入している火災保険などの補償対象になる場合があります。
ただし、契約内容や事故の状況によって補償の可否は異なります。作業を依頼する前に保険証券や契約内容を確認し、必要に応じて保険会社へ問い合わせましょう。
よくある質問
まとめ
相模原市で孤独死や事故などが発生し、体液や腐敗臭、害虫などが残っている場合は、通常の清掃では対応できないことがあります。
特殊清掃を依頼するときは、料金だけでなく、施工実績や消臭・害虫駆除への対応、追加料金の条件まで確認することが大切です。汚染は時間の経過とともに広がる場合があるため、現場へ不用意に立ち入らず、早めに専門業者へ相談しましょう。
相模原市で特殊清掃業者を比較したい方は、相模原市でおすすめの特殊清掃業者もあわせてご覧ください。
特殊清掃でお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。


